代表ご挨拶
従来型のキャリア・進路支援は、総じて希望する次のステップへの移行が確定した時点(高校や大学への合格、就職内定など)でゴールしたような感覚を持ってしまい、一人ひとりに寄り添った継続的な支援が課題だと感じていました。
もちろん大学合格や就職内定はゴールでもありますが、一方でスタートでもあります。中学から高校、高校から大学、大学から社会人、プレイヤーからマネージャーへと、より開かれたステージに進むにしたがって、多様な人、多様な選択肢、多様な価値観と出会うこととなりますが、かつては「しっかり勉強→いい高校→いい大学→いい会社→いい人生」という単一価値観モデルが機能していたものの、今はそのモデルも多様な価値観のうちの一つに過ぎなくなり、必ずしも幸せを保証するものではなくなりました。
自身が納得できるキャリアとは何か、成功とは何か、幸せな毎日とはどのような状態なのか、それらは皆人それぞれです。そしてまた、自身の置かれた環境によって常に変化するものでもあります。それぞれがそれぞれの幸せや成功を定義し、希望を見つけていくしかありません。
日々の勉強の先には受験があり、その先には新しい高校生活・大学生活があり、その先には就職活動があり、さらにその先には仕事の毎日があります。毎日何をモチベーションにしていけば充実した日々を送ることができるのでしょうか。わたしがその答えを持ち合わせているわけではありませんが、一人ひとりが自身の価値観を見出し、答えを探していくしかなく、その手助けをすることはできると思っています。
わからないことをネットで検索すると大量の情報を仕入れることができますが、それゆえ迷うことも多い。迷いや悩みが多ければ集中力を欠き、スタートからつまずいたり、頑張って努力していても、もしかしたら間違っているのではないかと不安になったり、疲れて無気力になってストレスを感じモチベーションが続かなくなってしまいます。「大きな目標や夢を思い出せ」というアドバイスも大切ですが、日々の迷いや悩みのなかで、その大きな目標や夢がそもそも的外れなのではないかという疑心暗鬼が起きることもあり得ます。近年のAIを始めとするデジタル技術も、人や組織の可能性を広げる一方、迷いや不安、対話の不足といった新たな課題も生み出しています。
現在は個人に対するキャリア支援だけでなく、大学・企業・自治体などに対する人材育成や組織支援にも取り組んでいます。社会や組織の変化が加速するなかで、求められる知識やスキルも日々変化していますが、どれほど技術が進歩しても、最後に組織を動かすのは「人」であることに変わりはありません。
変化が激しく、価値観も多様化する時代だからこそ、一人ひとりや組織が「自分たちは何を大切にしたいのか」を見失わずに進んでいくことが重要だと考えています。私は、対話や学び、新たな挑戦を通じて、人と組織がそれぞれの可能性を発揮し、日々に希望や納得感を持ちながら前に進める社会を支えたいと思っています。そのために、時代に応じた技術や知見も柔軟に取り入れながら、実践的な支援を続けていきます。
プロフィール
同志社大学文学部にて哲学・倫理学を学びながら陸上競技部に所属。大学卒業後は食品メーカーに入社し営業職を経験。のちに大分県別府市の大学職員に転職しました。
職員時代は入試審査や広報、就職支援などを担当し、のべ5,000人以上の生徒や学生の相談に応じ、同時にのべ約3,500社の企業・団体と接し、就職マッチング支援企画を実施してきました。そうしたプロセスで、一人ひとりに寄り添った単発ではない継続的なキャリアサポートの重要性を強く感じ、そこに注力すべく滝上キャリアコンサルティング事務所を開設。一人ひとりへの誠実な支援を心掛けています。
現在は、個人へのキャリア支援に加え、大学・企業・自治体との連携による人材育成支援やリスキリング事業、組織診断・研修企画・地域連携プロジェクトなどにも取り組んでいます。特に、「人と組織の可能性を可視化すること」を重視し、キャリア支援、AI活用、教育設計を組み合わせながら、個人の成長だけでなく、組織や地域の持続的な発展につながる支援を目指しています。哲学・倫理学を学んだ背景も活かし、「何を正解とするか」ではなく、「その人や組織らしい納得解は何か」をともに考える伴走型の支援を大切にしています。
保有資格
・国家資格キャリアコンサルタント
・SCSCアスリートキャリアコーディネーター
・Japan EQ認定コーチ(ジャパンラーニング株式会社認定)